
LAQDA 生理用品ケース/ロゴタイプ
Date:
Client:
Category:
2021
わたしの暮らし研究所
プロダクトデザイン・ロゴデザイン
ディレクション
わたしの暮らし研究所
プロダクトデザイン
秋山慶太(ふしぎデザイン株式会社)

オフィスに実際に設置するため、DIYできる仕様ながら優しさを感じさせる造形にまとめました。
わたしの暮らし研究所が進めているLAQDAプロジェクトのために、オフィスのトイレに生理用品を常備しておくためのケースをデザイン・設計しました。
スマートキーを利用してアプリから解錠することで、サービスを利用するユーザーが必要なときに必要なだけ生理用品を取り出すことができます。実証実験にかかるコストを抑えるため、3Dプリンタとレーザー加工だけで作ることができる仕様でありつつも、全体として優しさと清潔感を感じさせる造形にまとめました。
LAQDAプロジェクトは、女性やトランスジェンダーの方などの必需品である生理用品をオフィスのトイレなどに常備し、トイレットペーパーのように「常にある」状態を作り出し、利用者の安心感を高めることを目指しています。
2021年の5月に、DMM.make AKIBAの女子トイレ及び男子トイレにプロトタイプを設置し、使用性を確かめる実証実験を行う予定です。

プロトタイプは生理用ナプキンを保管できるように製作。

アプリと連動して1枚ずつ取り出せるようになっています。
また、LAQDAプロジェクトのロゴタイプも合わせて制作しました。
旧ロゴマークで使われていた「生理生活を軽やかに、ラクにする」というプロジェクトのねらいを表したラクダの要素を抽象化し、緩やかに波打つラインとしてリデザインしました。
また、文字の中央にアルファベットのQを配置することで、「なぜトイレットペーパーは備品なのに生理用品はそうでないのか」「なぜ働く / 学ぶ女性は生理の負担を負わないといけないのか」といった問い(Question)を、プロジェクトが社会に投げかけることを表現しています。

