ハリコドモ

Date:
Client:
Category:

2023
公共とデザイン
プロダクトデザイン・作品制作


ディレクション
石塚理華(公共とデザイン)
川内真史(公共とデザイン)
冨樫重太(公共とデザイン)

プロダクトデザイン
越出つばさ(Tak Studio)
土田恭平(Tak studio)
秋山慶太(ふしぎデザイン)

ハリコドモは、セクシュアルマイノリティの方々や不妊治療に悩む方々と話すなかで生まれた、5種類の鳥の形をした張り子のお守りです。
"産める"という感覚が当たり前ではなくなった現代、犬張子のような”安産のお守り”は、無意識に安産多産が幸せ、自らがお腹を痛めて産むことが幸せ、というステレオタイプを助長するものになってしまっているのではないでしょうか?

また、今まで安産・多産・子宝繁栄のお守りは多く存在しましたが、一方でそれ以外の考え方や悩みは見えないものとされてきたのではないでしょうか。私たちは今までマイノリティとして扱われていた希望や祈りを具現化したお守りを、様々な鳥たちの産み、育てる行動にインスピレーションを得て制作しました。
この作品を通して、鑑賞者が出産や育児の多様性について知り、考えるきっかけになればと思います。

ハリコドモは、一般社団法人公共とデザインが主催した「産まみ(む)めも展」で展示するために、TAK Studioとふしぎデザインが協働して制作しました。

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